敵地、甲子園球場で迎えた阪神戦。阪神秋山が好投、横浜打線は勢いを見せず2ー1で惜敗だった。
球場に響く六甲おろし、どこからか聞こえるDeファンの「カード勝ち越しは出来た！」
「次こそ勝ってくれるはず！CSも見えてきた！」のポジ、初のCS進出へ敗戦から切り替えていこうとする選手達の中、横浜の先発三浦大輔は独りベンチで泣いていた。
今年の横浜は昨年までとは違う。打線、投手陣、そして何より大入り53回の熱狂的ファン・・・かつて、暗黒球団やセリーグのお荷物と呼ばれた横浜の姿はそこに無かった。
その中で衰えの隠せない42歳三浦。彼が今の横浜の戦力になることは殆ど不可能と言ってよかった。「どうすりゃいいんだ・・・」
三浦は悔し涙を流し続けたどれくらい経ったろうか、三浦ははっと目覚めたどうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、ブログを更新をしなくちゃな」三浦は苦笑しながら呟いた立ち上がって伸びをした時、三浦はふと気付いた「あれ・・・？お客さんがいる・・・？」
ベンチから飛び出した三浦が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった。千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように大洋ホエールズと横浜ベイスターズの応援歌が響いていた。
どういうことか分からずに呆然とする三浦の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた「三浦、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った三浦は目を疑った
「さ・・・斎藤隆さん？」 　
「なんだ大輔、居眠りでもしてたのか？」
「ご・・・権藤監督？」 　
「なんだよ大輔、ポカンとしてどうした珍しい。」
「な・・・中畑前監督・・・」 　
「ナンダミウラ、カッテニナカハタカントクヲヤメサセテ」
「ラミレス監督・・・」
三浦は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
１番：石井琢　２番：梶谷　３番：ローズ　４番：筒香　５番：ウッズ　６番：内川 ７番：村田 8番：谷繁 ９番：三浦
「三浦！俺たちもいるぞ！」
振り返るとベンチには進藤・波留・鈴木らチームメイトがいた。暫時、唖然としていた三浦だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「そうか・・・俺は今までこんなにも多くの人の想いを受けて投げてきた・・・俺もコイツらに託す時が来たのかもな・・・」
今のDeNAメンバーと目線を交わし、山口と山﨑康からグラブを受け取ってグラウンドへ全力疾走する三浦、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

そして2016年9月20日、三浦大輔は引退を表明した。横浜一筋、通算25年間で172勝（183敗）を挙げた右腕は9月24日のハマスタ最終戦でユニフォームを脱ぐ。
一方、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。

なんで尚典ベンチで梶谷スタメンやねん

長いし突っ込みどころあるけどけど少し感動した

スコアボードに名を連ねているのに、案の定息をひきとる村田で草

権藤と中畑の間長すぎませんかね......

三浦ホンマに引退なんか…
最終戦絶対見に行くで！！

すき

このスタメンだとセンターが内川になるやん…

どしても梶谷が見劣りしてしもう

感動したけどもうちょっと面白さが欲しかった
334点

長い

感動した
0点

先ほどの会見を思い出して少し感動すら覚えた
-150点

アナルライジングベースボールの精神が受け継がれてない
－1145141919点

や番神