
1: 名無しさん@おーぷん 2016/08/31(水)01:39:25 ID:I8n
敵地、ナゴヤドームで迎えた中日戦先発藤浪が大量失点、得意の失策も勢いを見せず全て自責だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は10敗だったな」の声
無言で帰り始める選手達の中、3年連続二桁勝利投手藤浪は独りベンチで泣いていた
高校時代で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるコントロール・・・
それを今の阪神で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」藤浪は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、藤浪ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」藤浪は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、藤浪はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した藤浪が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように大阪桐蔭の校歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする藤浪の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「藤浪さん、試合開始や、早よ行くで」声の方に振り返った藤浪は目を疑った
「も・・・森さん?」 「なんや藤浪、居眠りでもしてたんか?」
「に・・・西谷監督?」 「なんだ藤浪、かってに西谷さんを太らせやがって」
「ベビースター・・・」 藤浪は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:森 2番:大西 3番:水本 4番:田端 5番:安井 6番:笠松 7番:白水 8番:妻鹿 9番:藤浪
暫時、唖然としていた藤浪だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
北條から三振を奪い、ベンチへ全力疾走する藤浪、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている藤浪が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は10敗だったな」の声
無言で帰り始める選手達の中、3年連続二桁勝利投手藤浪は独りベンチで泣いていた
高校時代で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるコントロール・・・
それを今の阪神で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」藤浪は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、藤浪ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」藤浪は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、藤浪はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した藤浪が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように大阪桐蔭の校歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする藤浪の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「藤浪さん、試合開始や、早よ行くで」声の方に振り返った藤浪は目を疑った
「も・・・森さん?」 「なんや藤浪、居眠りでもしてたんか?」
「に・・・西谷監督?」 「なんだ藤浪、かってに西谷さんを太らせやがって」
「ベビースター・・・」 藤浪は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:森 2番:大西 3番:水本 4番:田端 5番:安井 6番:笠松 7番:白水 8番:妻鹿 9番:藤浪
暫時、唖然としていた藤浪だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
北條から三振を奪い、ベンチへ全力疾走する藤浪、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている藤浪が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
2: 名無しさん@おーぷん 2016/08/31(水)01:40:59 ID:5HI
北條に草
3: 名無しさん@おーぷん 2016/08/31(水)01:42:33 ID:mmV
名作
4: 名無しさん@おーぷん 2016/08/31(水)01:44:37 ID:EdP
ベビースター草生える
6: 名無しさん@おーぷん 2016/08/31(水)01:48:02 ID:Zvw
ベビースターに草
7: 名無しさん@おーぷん 2016/08/31(水)01:49:49 ID:Iom
晒される北條に草
5: 名無しさん@おーぷん 2016/08/31(水)01:46:33 ID:vUe
大松「制球改善すればいいんだぞ」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1472575165/
1002:風吹けばおんJ:20XX/XX/XX(日) 00:00:00.00 ID:334KRSW